KOTOBUKIプリンには、2種類の天然バニラビーンズを使用しております。
ひとつには、マダガスカル産・ブルボン種バニラビーンズ。
そしてもう一つは、パプアニューギニア産・タヒチ種のバニラビーンズです。
見た目はさほど変わりませんが、マダガスカル産のバニラの方が触ると“しっとり”とした感じがあります。
バニラビーンズ最大の特徴である香りについて比べてみると、2種類のバニラビーンズには、とても異なる香りを感じることができます。
マダガスカル産・ブルボン種バニラビーンズの香りの特徴は、他の産地のバニラビーンズよりも、香気の主成分「バニリン」の含有量が多いことから、マイルドで優しく魅惑的な甘い香りで、さらにキャラメルのような風味があるのが特徴です。対してパプアニューギニア産・タヒチ種バニラビーンズの香りの特徴は、フローラル（花の香気）な香りが強く、豊潤な香気を感じられることが特徴です。
「バニリン」の含有量はマダガスカル産バニラに比べて50％前後とあまり高くはありませんが、パプアニューギニア産タヒチ種には、アニス系の成分（アニスアルコール、アニスアルデビト、酢酸アニシル ）芳香物質が多く含まれているので、ラズベリー様・干しブドウ様・花の香気の香りを感じることができます。
また、タヒチ種には、睡眠導入効果のあるヘリオトロピンが含まれていることから、快眠効果も期待できることがわかります。マダガスカル産バニラとはまた違った香り・特徴を楽しむことができますね。
そして、この2種類のバニラビーンズを牛乳と一緒に煮込むことで、他にはない奥深いバニラの風味を作り出していきます。
KOTOBUKIプリンでは、この2種類のバニラビーンズを、3対１の黄金比率で混ぜ合わせて使用しております。（私の個人的経験値と見解で黄金比率としております。）
（マダガスカル産バニラビーンズ ３：パプアニューギニア産バニラビーンズ １）
マダガスカル産・ブルボン種バニラの魅惑的な甘い香りの中に、パプアニューギニア産・タヒチ種バニラのアニス系の切れのある香りをつけ足すことで、KOTOBUKIプリンの風味にアクセントを入れていくことで他にはない、特別なプリンが完成します。
KOTOBUKIプリンに使用する牛乳は、岐阜県飛騨のパスチャライズ牛乳です。
岐阜県の飛騨地方の酪農家さんが搾った飛騨産100％の生乳で、自然な風味と甘さが特徴の牛乳です。
牛乳本来の栄養を活かすべく低温殺菌（パスチャライゼーション）しているため、生乳の風味も損なわれづらくなっております。
飛騨パスチャライズ牛乳は、６５℃３０分間の低温殺菌をした牛乳で、有用な菌を残す温度で殺菌された牛乳であります。
日本国内でもっとも普及している超高温殺菌牛乳（120℃～150℃で1～3秒間殺菌）と違い、飛騨パスチャライズ牛乳は、牛乳の中のタンパク質が熱変性せずに胃の中の消化酵素によって固まるので、ゆっくり消化され胃にやさしく、栄養吸収が効率的となる点も特徴です。
また、原料乳の鮮度が悪かったり生菌数が多すぎたりすると、低温殺菌の温度では殺菌できないため、飛騨パスチャライズ牛乳の原料乳には、鮮度が良くて良質な原料乳が使用されております。
KOTOBUKIプリンは、そんな鮮度が良く良質な原料乳から作られた牛乳を使用しているので、プリンの味わいにも奥深さと甘い風味がもたらされます。
KOTOBUKIプリンに使用する卵には、栃木県の「那須御養卵」を使用しております。
この卵の特徴は、「コクと甘み」が強く、卵特有の生臭さがないことです。
また、卵の黄身はぷっくりと盛り上がり、箸でつまんで持ちあがるくらいしっかりしております。
このこだわりの卵を使用して作り出したKOTOBUKIプリンの味わいは、とても濃厚で舌触りは“なめらか”
そして、プリンを口に入れた瞬間、コクのある良質な卵の味わい・風味・甘みを存分に感じることができるでしょう。
オリジナル配合の飼料・職人気質の生産者様・ゆったりとした鶏舎など、恵まれた環境から生まれた卵によって、作られるKOTOBUKIプリンはまさに絶品です。
水分吸収作用のある、「よもぎ粉末」。卵特有の生臭さを取り除き、鶏の酸化物質を減少させる「木酢酸」。大田原産の唐辛子。天然植物由来のファフィア酵母。
卵の美味しさの秘密がこれらのオリジナル配合から作り出されます。
「木酢酸」・・・炭を焼くときに出る煙を冷やしてできる液体。餌と共に鶏に与えることで、卵特有の臭みを取り除き、卵のアルカリ化を強め、卵の風味を改善させる。
「ファフィア酵母」・・・生体内で発生する活性酸素を抑制し、免疫力を高める作用がるアスタキサンチンを多く含んだ飼料用の酵母。
KOTOBUKIプリンに使用する卵「那須御養卵」を生産されていらっしゃるのは、栃木県にある稲見商店様。日本で一番、お客様に喜ばれるたまご屋さんになることを念頭に生産されているとのことで、KOTOBUKIのプリンもその想いに恥じないように作り続けて参りたいと思います
